モンテネグロ戦

中村憲剛 vs. オシムは良い感じ。
この手の「チーム」と叫ぶ監督と、「俺が」と叫ぶ選手の衝突は世界中のどこのチームに行ってもあるもんでしょう。
ジーコ時代の日本代表のように、そういうのが無いほうが不健全じゃないかしら。


出来れば憲剛は、ちょっとオシムにくさされたくらいでおとなしくならずに、日本代表のジョーカーになって欲しいものです。
シュートを外した!?
前にもブログに書いたかも知れないけれど、世界トップレベルの選手ですら、得点/シュート比は15%前後ですよ。
10本撃って1本も入らなければ、そんなプレーをしちゃいけないレベルの選手と言って良いけれど、今はやって見るべし。


ただ、本当を言えば、この手の「わがままで」監督に怒られる選手はFWに欲しいところ。


これが良い感じに見えるのは、たぶんオシムは憲剛をまた使うからです。
憲剛にも、ある程度個人技に走っても許される実力があると思います。


トゥルシエ vs. 中村俊輔の衝突がイマイチ笑ってみてられなかったのは俊輔が実際に使われなかったからだと思うわけです。
選手選択について絶対的権限者の監督が「自分の気に入るプレーではない」と言う理由で実力者を排除したら、それはパワーハラスメントでしょう。
まあ俊輔が使われるに値しない選手だったのかも知れないですが。


監督というものは、絶好調のロナウジーニョにだって「チームプレイを」というものです。
それを認めてしまうと、わがままさんが増えて、チームが成り立たなくなってしまうものですから。

モンテネグロは弱かったのか

まだ弱かったと思うです。
攻撃に関しては私は良く書かないので、モンテネグロの守備についてみてみると…


チームとして成熟していないので、守備の選択肢が「ボールのあるゾーンに人数を集める」しかなかったように見えました。
そのため、攻守の切り替えに時間がかかり、逆サイドは空き、いたずらにスタミナを浪費する。
1対1も決してスゲェ強えぇと言うわけでもなく、選手間のカバーリングがスムーズにいけているわけでもないので、選手一人あたりがカバーできるゾーンは狭く、その狭いゾーンも捨てられない。


そんな感じのチームに見えました。


こういうチームには、サイドから崩すというのが、たぶん常識だと思うのだけれど、日本代表は右の駒野が良く走って、それが上手く行っていたと思います。
残念なのは左が上手く行ってなかった事。
後半、水野が入って、駒野が左に回ると若干左サイドが息を吹き返した感じだったけど、その時間は日本代表は中央を使いすぎていた感じ。


日本の守備は、特にこれと言って。
中澤が好評だったみたいだけれど(ゴールも決めているし)、アイニスさん的には坪井が好感触。
駒野が居なくなった右サイドを含めて、かなり広いエリアをカバーしていた思います。


ただ、守備の見せ場となるような危機が少なかったからなぁ。


GKはお久しぶりの楢崎。
なんかオール4って感じのいいキーパーに見えるのだけれど、実際には川口に比べると失点率が倍近かったりするんだよね。
この試合では特に見せ場無かったけどどうなんだろう。


個人的には体の小さい川口よりも、楢崎や西川あたりががんばって欲しいのだけれど。

超個人的評価

楢崎 6.0 可も無く不可もなく
中澤 6.5 ゴールおめでとうございました
坪井 6.0 広い範囲をカバーして、DFとはかくあるべしと思わせてくれました
駒野 6.5 素晴らしい運動量でした。左でも動けていていたと思います。
阿部 5.5 守備面、ポジショニングなど良いところに居るように見せかけて、意外と出来ることが少なかった様子。長いパスの精度もちょっと欠いたと思います。
鈴木啓 6.0 見せ場となるほど、危機が無かったのは代表にとってはいい事かもしれません。
中村憲 6.0 上手かったと思いますよ。個人プレーは御愛嬌
山岸 5.5 イマイチ。ボールは来ているのに、プレッシャーを嫌ってるようなプレーが多く残念に思いました。
遠藤 6.5 代表で生き生きとしている遠藤は久しぶりな気がします。
高原 6.5 ゴールも決めた、守備でも貢献した(PKは献上したけれど、それは守備をやっていた証拠)。
矢野 6.0 よく走っていたと思います。ただキック精度に難があったように見えました。
佐藤寿 6.0 せっかく入っても、やや引き気味の時間帯だったのは不運でしょう。今野が入ってから持ち前の攻撃意識が発揮できていた思います。
水野 6.0 素晴らしい突破、運動量、ポジショニングだったと思いますが、ボールが来ませんでした。
今野 6.0 今野が何をしたというより、彼が入るとチームのバランスが戻るのは、彼が守備に関してなんでもできるからでしょう。いつも良い位置にに居たと思います
-.- 残念ながら、矢野の方が良いパフォーマンスに見えました。
藤本 -.-  
橋本 -.-  

結婚相手募集中

“おむつコスト”、30年で3倍に増加

6月1日12時5分配信 オリコン

赤ちゃん(生後1歳未満の子供)のいる20〜30歳400名(以下「パパママ世代」)、孫を持つ55歳以上400名(以下「祖父母世代」)を対象とし(以下略)


!!20〜30歳400名(以下「パパママ世代」)!!


「パパママ世代」とやらが「30歳まで」と設定されたことに、驚きと怒りを禁じえない33歳独身アイニス。

「なんで結婚しないの?」

ええい、くそっ、聞くな。
独りで出来るものなら、とっくの昔にやっとるし、もう、今すぐにでもやったるよ。


私自身が、恰幅が良くて貫禄があるものだから(or デブで老けているものだから)、よくお客さんから「お子さんの運動会とか大変でしょう」とか聞かれる始末。
ああ、もうっ。
そういう大変さは大歓迎なのにっ。


ホントに相手が居ない。


「理想が高すぎるんでしょう」とか言われるが、それはその通りだ。
ナンボ、相手が私に対して好意を寄せていてくれても、男性、犬、猫、地球外生命体ならぜひ遠慮したい。


というか非常に大事なポイントだけれども、私アイニスは、基本的に人の気持ちを読むのが出来ないのだ。
だから、相手が私に好意を持っているということに、気づけない。
なので、まず私が好きにならないことには私の恋愛が成立しないので、それは「理想が高い」といって差し支えないだろう。


そうして、私がこれまで「結婚したい」と思った相手には袖にされ続けて33年なわけである。
そういう私が好意を寄せる(主として)女性は少なからず居たわけだけれども、全部Out。

アイニスという男の長所

このブログを見ちゃった方に、アイニスをアピールしておこう。
主として「見ちゃった方」には女性を想定しており、男性や犬、猫、地球外生命体などはできれば遠慮したい。


アイニスという男の良い所:
とくに思いつかない。


外見と中身についてはだいたい、同年代の男性に比べて劣っている。
同年代の日本人男性と比べてあまり変わらないのは、年齢と国籍などだ(性別もだいたい差が無い)。
赤血球数や白血球数などの各種検査値もほぼ人並みなのだが、目に見えないためアピールできないのが残念である。


同年代の日本人男性に比べて多い点としては、ゲーム量や読書量、体重などが挙げられるが、これらはむしろ「良くない所」だろう。
現在は食餌量や睡眠時間も人並み外れて多い。


好きな本は、小谷野敦もてない男」、渋谷知美「日本の童貞」。
なお、この好きな本はジョークでなく両方とも楽しく読んだ。

どうでも良い話、「○年度アカデミー賞

クイズマジックアカデミーというゲームの中で、
「2006年度のアカデミー賞主演男優賞は?」
という問題が出た。


私の感覚では「2006年度公開の映画に関して、2007年2月に表彰されたアカデミー主演男優賞俳優は?」という意味なので、「Departedに主演したレオナルド・ディカプリオ」としか、答えようがないのだが、正解は「フィリップ・シーモア・ホフマン」だと。


PSホフマンはカポーティを見ているので知っていたけれど、これは2005年度の映画だべよ。
表彰されたのは2006年2月だけれど。

スーペル、スーペル、スーペルピッポ

キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー
ACミランがついにビッグイヤー獲得しましたよ。
\(o⌒∇⌒o)/ ワァイ♪♪♪


普段、めったに使わない顔文字が思わずにじみ出てしまいます。
試合を見るために寝ていないので、ハイテンションなのはそのせいかも。

いやあ、リバプールは強かった。

アンチェロッティ監督の試合後インタビュー「ミランが勝つのは運命だった」、は、ホント、そうとしか言いようがないと思います。


あれだけロングシュートを打たせて1点に押さえ、僅か4-5回のシュートチャンスで2得点を持っていくなんて、ミラン以外のチームには真似できない芸当だと思いました。


あと、ミランはジャッジにも恵まれたかもしれません。
特にミランに有利に働いたのは、

  1. インザーギの左腕に当たってからのゴールがハンドを取られなかった。
  2. ロスタイムは3分有ったが、2分半で終わってしまった。


1については流れも早かったし、インザーギの左肩といえなくも無し、ピルロのキックも良かったので、VTRを見て後で何か言われるかも知れないけど、まあ「これがサッカーだ」としか言い様が無いでしょう。
私がレッズ(リバプールの愛称)サポーターだったとしても、「仕方ない、それより取り返すことを考えよう」と、考えるかも知れないです。


2についてはどうだろう。
ベニテス監督は時計を叩きながら怒りまくってましたが、私もレッズサポーターなら、怒り狂ってこのブログを書いていたかも知れないです。


まあ、すでにミランボールだったわけだし、無理かも知れないけれど、30秒あれば1点になる可能性は0じゃない。
それを、レフリーの笛で0%にされてしまったら、悲しいですね。
無理目の試験に「たぶん無理だから」といって受けさせてもらえないような、悲しい出来事。


たぶんあと30秒間をレッズに与えたとしても、ミランの勝ちだったとは思いますが。


他にも、これはミランだけにではないのですが、このドイツ人レフリーはかなりファウルを流す人で、試合中「えっ、今のファウルじゃないの!?」って表情で選手たちが止まるシーンがありましたが、これはどちらのチームに対しても流しまくっていたので何ともいえないと思います。
まあ、笛のならない試合に慣れているのは、ACミランの方でしょうが。

引かないミランをサイドから崩そうとした。

戦術的に見ると、このサブタイトル通りだと思います。
ジェラードがほとんどバイタルエリアでプレーしていなかったように見えたので、かなりサイドを徹底していたように見えました。


しかしミランのラインが意外に高く、せっかくペナントが突破しても受け手の準備が整って居らず、有効なクロスが上がらなかったのは残念でした。
またペナントの突破力は目を見張るものがありましたが、クロスの精度がいま一つだったようにも思います。


リバプールは左サイドに本来FWのゼンデンを入れていたので、右のペナントからのクロスに左でゼンデン、カイト、ジェラードが合わせるという予定だったのでしょうが、ガットゥーゾがかなり高い位置でゼンデンにチャージしていくので、左を有効に使えていなかったようにも見えました。


サイドが上手く使えないという状況であれば、素人の私が思いつく解決策は、やや後ろ目でプレーしていたシャビ・アロンソあたりからマルディーニ裏へボールを通すプレーですが、ちょっとプリマプンタのカイトがサイドに逃げすぎていて、上手く行けたかどうか疑問です。
カイト自体は良く動けていたんですが、エリア周辺でマルディーニネスタとのマッチアップになってしまうと、この試合では見劣りしてしまったと思います。
カイトが悪いというより、38歳マルディーニが良すぎたと言えるかもしれません。
また、シャビ・アロンソもあまりプレーに絡めていませんでした。


サイドからの崩しが上手く行っていないことに対する、ベニテス監督の解決策は、あくまでサイドにこだわって、ゼンデンをあきらめてキューウェルを投入し、クラウチを投入してターゲットを増やすというものでしたが、ちょっと遅かったかもしれないと思いました。
その形であと45分あれば…という感じでした。


ミランはクリアミスやパスミスも少なくなかったものの、プンタがカイトしか居らず、ネスタマルディーニが独りだけの自由を奪えばよかったので、ミスが失点に繋がらずに済んでいたと思います。


逆に、リバプールのDFでキャラガーじゃない方(アッガーかな)は残念ながらスーペルピッポを自由に動かせすぎでした。
キャラガーは良くがんばっていたと思うのですが…
ちょっとカカに目が行ったんでしょうかね。


フィナンやマスクェラーノががんばってヤンクロフスキセードルフ、カカを消していたのに、アッガーがピッポを抑え切れなかったのが、あるいは敗因かも知れません。




ミランは、ピッチ上のほぼ全員が良いパフォーマンスを見せていました。
セードルフだけが、普段の彼からするとちょっと精彩を欠いていたかも知れませんが、ピッポですらサイドの守りに走ってみたり、カカとピルロを入れ替えてみたりと、ポジションチェンジも効果的に行えていて、まさに「11人で戦っていた」という感じがしました。


レッズは、ペナントやジェエラードのように良いパフォーマンスを見せた選手が居る中で、アッガーやゼンデンのように試合から消えてしまった選手が居た感じでした。

感想

らしかぬミス(ヤンクロフスキのずっこけなど)が頻発し、多くのチャンスをレッズに与えたミランは、4年前にユーべを破ったときに比べると「スゲェ強ェエ」という感じではなくなりましたが、ミスが出ても必ずチームとして補完する「したたかさ」を大きく上積みしてきたように思います。


赤い服を着た勇者(リバプール)が、白い服を着た仙人(ミラン)に戦いを挑んだような印象の試合だったと思いました。


そうして、たぶん、今のミランの強かさをまねることは、他チームにはものすごく難しいと思います。
CLを制覇できるくらい強かったチームを、衰えを我慢して5年間熟成し続けて到達できる境地だと思うからです。

徒然なるままに

ゴルフ

3月にラウンドしたとき、完全にイップスになりinの9ホールでボール18個無くす大OB大会を実装。
それ以来、完全にやる気を失っていましたが、練習再開しました。


今度はまっすぐ飛ばして、「ファーと叫ぶ大声大会」じゃなくて「ゴルフ」をしたい。

Pay it forward.

弦さんの美食探検隊にこの映画の話が出ていたので。
日本語だと「情けは他人の為にあらす」


古語のお約束として「にあら」と記述したら「なら」と発音しないといけないので、普通は「ナサケはヒトのためならず」と読みますな。


中学生のとき、バスに乗ったは良いけれどお金を持ってないことに降りる時に気が付いて、一緒に降りようとしていた御婦人がお金を貸してくださったのですが、「お礼をしたいので、お名前を教えてくださいますか」と聞くと「同じように困っている別の人に返してあげて」といわれたのを思い出します。


わざわざ映画になるくらいだから、米国にはこういう風習が無かったのかと邪推してしまいますよ。

War rock

という、オンラインゲームの話。
30分くらいヘリ操縦の練習をしたら、まあ攻撃は出来るようになったとか。


ので、まだこれからヘリに乗る方へちょっとだけ、ヘリ操縦のアドバイスを。


「Lesson 1:旋回」

歩兵:キーボード=移動、マウス=旋回
ヘリ:キーボード=旋回、マウス=移動

私を含むヘリ初心者がヘリを墜落させる最大のポイントはここだと思います。
咄嗟に右を向こうとして(右旋回しようとして)、マウスを右へ動かしてしまってヘリが右へ傾き失速して墜落たりするので、ここはしっかり覚えましょう。
場合によっては「左手マウス(右手キーボード)」にすると、結構しっくりくるかも知れません。


「Lesson 2:慣性」

ジャンプボタン(普通はスペースバー)を押すとヘリは地面に対して水平になるけれど、ヘリは停止するわけではない。
前方に進行中に右旋回すると、進行方向は変わらないため今度は左にスライドしているようになる。

とにかく、ヘリは一度ある方向に進み始めたら、逆方向への推力を与えないと止まりません。
ヘリを移動させる場合、実は戦闘画面を無視して「マップを見る」と割とスムーズに動かせるようになると思います。


2行目を図示すると…(□>がヘリの向き、矢印が進行方向)

前方に進行しているヘリ



が右旋回すると…


□>

ヘリの向きは変わるけれど、進行方向が変わらないということです。
当たり前のことですが、結構咄嗟に混乱する要因だと思います。


「Lesson 3:追尾式カメラの動きも制御する」

追尾式カメラ視点で操作している場合、追尾式カメラの動きはヘリよりはるかに遅い

特に旋回時に混乱します。
私は過旋回して戻すようにしていますが、他にもゆっくり旋回するなど手はあると思います。


過旋回して戻す:
たとえば、右へ90度旋回したい場合。
一気に右へ120度ほどヘリを振って、後方のカメラを振り回し、そこから左に30度戻すと、カメラがヘリ後方に来るまでの時間が短縮できるんじゃないかとか。


他にも旋回ローターをまわすと、横への推力が発生するとか、水平飛行中以外に旋回ローターをまわすとヘリが横向きになり失速するとか、旋回ローターの取り扱いには細心の注意が必要だと思います。


手っ取り早いのは「移動時に旋回しない」ことでしょう。


アドバイスになるかなぁ

U22代表香港に勝利

まったく見られませんでした。
TBS系で夜録画放送すると聴いたんだけどなぁ…


テレビショッピングしかあってなかったですよ。

ベルウィックサーガ

ドラゴンクエスト8をプレイしたら、ドラゴンクエストを含めてPS3に記録していたデータが全部消えたので、現在5周目プレイ中。
前回引っかかった5章は楽勝だけど、最高難易度とされる10章がやはり難関。

最近の新書

突き抜けて面白かったのは、太田直子字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ」。
アイニスさんに対して超オススメの1冊。
他人にまで勧められるかなんか知らん。


あとは「裁判員制度」とか「論より詭弁」とか「新聞社―破綻したビジネスモデル―」とか、とか、とか。


「論より詭弁」を読んでて思ったのだけど、質疑応答のとき、上手い人は必ず、「あなたの御質問は『○○は××か?』ということだと思うのですが、…」で回答を始めるね。


例を挙げると…

質問者:「君はもう奥さんを殴ってないのか?」
回答者:「あなたの質問は『これまでに私が妻を殴ったことが無いのか』という趣旨のおつもりだった思われるのですが、そういう意味ではYesです」


コレは、実は「答え方の基本」の一つで、知っている人は当たり前に使っている技術。
だけど結構、誰も教えないよなぁ…


「論より詭弁」の本の中では、「質問に質問で返す」ことを繰り返しているけれど、これは実生活では嫌われる態度でしょう。
例)
回答者’:「今まで、俺が妻を殴ってたとでも言うのか?」


「YesかNoかで答えろっ」とか言う、高圧的な方も居るので、質問は自分の質問にすり替えて答えるのがよろし。

JR留萌線:高校生26人乗れず

最初に書いておくと、私は「誰が(何が)悪かったのか」という責任問題には興味がありません。

解決策

高校生の登校時間をずらす」という解決策を提示したブログが少なかったので(5/11/16:30現在)、ちょっと書いておこうかなと思ったしだい。


この「分限乗車」はJRなど鉄道各社が朝夕の混雑解消のために、口をすっぱくして言っていることじゃないの。
高校なら偶数クラスは8時半、奇数クラスは10時始業とでもしておけば、ラッシュはかなり改善されるよ。


というか私はひねくれ者なので、この問題になった大混雑の列車1本よりも、たぶん採算の取れていない留萌線のほかの時間の電車(n本)の方が気になってしようが無い。

お役所の分限出社

高校も、公立高校は先生が公務員なんでお役所なのだけど、役所こそ分限出社にしてくれないかな。
特に窓口。


早番・遅番を使って、窓口業務の時間を9時5時から拡大してくれないと、普通に働いている納税者ほど税金を使ったサービスを受けられないという話になる。
これって変だと、ず〜っと思っているんですけどね。


電車通勤が一般的な地区なら電車が、自動車通勤が一般的な地区なら道路が、公務員の分限出社でかなり混雑解消されると思うよ。
それによって、エネルギー消費量はかなり節約できるとも思うんだけどねぇ。
(朝の渋滞でのガソリンの無駄使いがもったいないとは思うけど、経済活動はとめられないからねえ)


なぜ役所が率先して分限出社しないのか、だれか教えてください。

環境保全と経済活動

蛇足。


「車に乗っている奴が環境問題を言うのはおかしい」という馬鹿が居るけれど、私にはそれは愚かな発言に思えて仕方が無いです。ハイ。


コレは、知床の世界自然遺産のガイドさんの話として記憶しているけれど、曰く
『知床の環境を守りたいのなら、なぜ世界遺産に登録したりするのかと聞かれたりする。
世界遺産に登録するから、人が大勢訪れて環境を破壊していくんじゃないか、と言うことらしいけれど、それは環境保護に対する認識が足りない。
環境保護にも金がかかる。
大勢の観光客が訪れて、そこの自然に触れて、その感動や感心に対してお金を払ってもらわなければ、環境は成り立たないんだ。』
という、ようなことを言っておりました。


まあ、私も同じようなことを考えておりまして、「経済活動を止めると環境保全も止まる」と思っております。
だから「峠を攻めているような(無駄にガソリンを使う)ヤツが」環境問題を口にするのはおかしいと思うけれど、「環境保全のためには経済活動のためにも車を使うな」とは思っていません。


はやくディーゼルハイブリッド車が実用化しないかな。

BABELとか

この世で最も恐ろしいのは人の心だ。
だから悪魔は人の顔をしている。

BABEL

話題作、見てきました。


ロッコ、メキシコ、日本で繰り広げられる愚行の数々。
ちょっとソレは馬鹿すぎやしないかと言うくらいおバカな行動のオン・パレード。
表題どおりに「結局、人間は判り合えない」とのことを表現できた映画だと思えます。
馬鹿ばっかり。
メキシコ篇で乳母さんが「How stupid!」と叫ぶけど、うん、この映画に出てくる人達みんな「stupid(愚か)」だと思うですよ。


ところで、メキシコ篇で子供二人と叔母さんを車から降ろして走り去ったサンチアゴは、その後どうなったんだろう?
とても心配。
サンチアゴ役のガエル・ガルシア・ベルナルはマジでカッコいい!!。


あと、モロッコ篇でライフルで人を誤射してしまったユセフのお兄ちゃん(アフメッドと言うらしい)。
最後、お兄ちゃんが警察に撃たれたことでユセフは「お兄ちゃんを助けて」と言いながら、警察に投降するわけですが、いや本気で「お兄ちゃんを助けてあげて」。
このお兄ちゃん、何にも悪いことしてないのに、とばっちり受けて撃たれた所で映画終了。


ええええええっ
お兄ちゃんはどうなったのっ!?
このままじゃお兄ちゃん可哀そう過ぎるでしょう。


愚かな者は愚かなまま生き残り、愚かな行動を取らなかったお兄ちゃんは生死不明という、なんとも消化不良な終わり方でありました。

SAW3

DVD借りて見ました。
1⇒2⇒3とだんだん判りにくくなっていくこの映画。
そこがイイ!


映画の冒頭は、SAW2でジグソウの後継者として描かれたアマンダのゲーム。
見ればすぐに判るけれど、そこに哲学は無い。
アマンダは神にでもなったつもりと言うところでしょうか。
見ていて凄く気持ち悪くなれるはずです。


後半はジグソウのゲーム。
ジグソウの台詞「私は殺人を憎む」がナイス。
ジグソウの台詞を補完すると「苦しくとも賢くあれば殺人など必要ないハズだ」と言うこと、なのかなと勝手に妄想。


また、リン先生がジグソウを評して言った「モンスター」はまさにその通り。


今回の映画のキーワードになるのは「forgiveness(赦しの心)」と「vengeance(復讐の心)」。
「forgiveness」を持てれば生き残り、「vengeance」を持つから死ぬ。


判っていても「forgiveness」を持てないのが人間。
判っていても「vengeance」を持ってしまうのが人間。
だからこそ、人間は怖いものなのだけれど、そのどちらも持ち合わせていないようなジグソウのモノ言いは、何と言うか人間味を失った「モンスター」そのものでした。


真に危険なのは、恐怖に狩られた暴徒よりそれを冷静に見ていられるヤツの方。
そういう映画。

ファイナル・デスティネーション

前にも書いたけれど、人間以外の何者かを出して観客を怖がらせようとする映画は大嫌い。


そういった意味で、この映画。
怖がらせようとしていない=笑わそうとしているので、まあイイかな。
他人の死を笑うというのはあまり褒められたことではないので、苦笑いするしかないんだけれど。


この映画に関しては、wad氏の映画論評が参考になりました。
wad氏曰く(引用元

オーメン』に代表される、超自然的な力によって人が殺されていく映画では、人間は(やはり超自然的な力によらない限り)死を回避することはできない。このため、映画の焦点は「誰がいつどのように死ぬか」という点にのみ置かれる。

逆に『13日の金曜日』のように殺人者が人間の場合「人がどのように死を回避しうるか、という点に焦点がシフトする。」


私は、「不幸をどのように回避するか」と言うテーマが好きなので、この映画のラストはとてもいただけないものでした。

ドッグヴィル

「権力は常に濫用される」


徹底的に人間は悪いものであると言う前提に立って作られた映画。
映画全編に悪意が満ちていると思う。
だからこそ、面白い。


私の映画遍歴のTop10に入りそうな良作だけれど、別な言い方をすれば「問題作」。


性善説の人にはオススメしないけれど、私が性善説じゃないと言うわけでもないので誤解なきように。
あと、映画が全体で3時間以上あるので、倍速再生が出来ない方にはオススメしないです。

マンダレイ

ドッグヴィルの続編。
ドッグヴィルより判り易くなって、商業的には成功しているのかもしれない。
ただ映画のインパクトはドッグヴィルと比べ物にならない。


ラース・フォン・トリアー監督作品は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」から見ているわけですが、テーマ的には「ドッグヴィル」がヤバイけれど、商業的なものとかそんなものまで含めると「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が一番情緒的で面白いかな。

U22シリアvs日本

あわわわ、水野と西川が居なければ3−0で負けとりましたバイ。

TV放送を探した

最近、サッカーの試合を録画で見ることが多いわけですが、欧州サッカーだと録画でも結果よりも先に試合を見ることが出来るんですが、代表の試合はそうも行かず。
結果がわかってみる、代表の試合はどうも熱が入らない。


で、U22シリアvs日本は中継局を探して何とかLiveで見ました。

シリアはどうだったか

反町監督はシリアのU22世代を「モダンなサッカーをする」「ワールドユースでイタリアを破った黄金世代」と持ち上げるけれど、黄金世代かどうかはわからないけれど、「モダンなサッカーを志している」のは間違いないと思いました。


前半、日本にかなり押し込まれていましたが、良くプレスは効いていたし、常にボールにかける人数は日本より多かったです。
ただ、日本のボールホルダーを囲んでからの判断が遅かったと思います(そのまま囲んで戻らせるのか、タックルで止めるのか、パスカットを優先するのかなど)。
またせっかく2人で挟んだのに、二人同時にボール奪取に行ってしまってパスで抜かれたりと、決して連携面が練れていたようには見えませんでしたが、非常に良く動いていました。
いい戦術指導者に恵まれると化けるのかも知れないチームだなと思いました。

日本はどうだったか

シリアよりは上手かったです。
ただ、ハーフタイムにフランス・リーグ1の試合をちょっと見ていたんですが、まあ連中と比べたらいけませんね。


ところで、気になったのはフィールドにレッドカードが出たわけでもないのに9人しか居なかったこと。
青山敏と、平山が居るべきところに居ないので、梶山や家長、水野が走らされまくっていました。


「動く」ことはオシムサッカーの、ひいてはモダンサッカーの基本ですが、この試合この2人に関しては空回りしていたようです。
特に、平山は何もしていなかった。

平山をくさしてみよう

調子が悪かったのかも知れないですが、とにかくボールが収まらない。
ボールを動かそうと思って動かしているのではないのは明白で、たとえば家長がボールトラップでボールを懐にいれず、大きく蹴り出したとしても、マーカーより先に家長がボールに追いつくので、これは家長が狙ってボールを蹴り出したと見えます。


ところが、平山はトラップ後、はじき出たボールがイーブンになってしまう。
そのうえ動きが遅いものだから、マーカーにボールを掻っ攫われるわけです。
特に、シリアはプレスが良く効いていたので、ボールをしっかり狙って蹴り出すか、いったん足元に収めないとすぐにボールを奪われてしまいます。


で、この試合の平山はボールを収めきれないので、誰も平山にボールを送らなくなる。
平山はボールが自分のところに来ないので、来てもプレスの掛かった状態ではボールを維持できないので、だんだんとポジションが下がっていく…


本田圭が右サイドを突破したときに、エリア内に居るはずの平山が居らず、すぐに上げられない状況に何回もなっていたのは可愛そうでした。
しかも、この状況からエリア内に駆け込んでくるのが早いのは、カレン>水野の順だったりするし。

水野をくさしてみよう

いや、もう、いまU22代表でお金払ってみる価値のプレーをしているのは水野だと思うんですが、あえて小さいことをくさしてみよう。


昨日の試合では水野の守備機会が多くありました。
これは、青山直のカバーリングの遅さとか、青山敏の中途半端なプレスのせいで、エリア内から疾走してきた水野が右サイドで守備をしなくてはならなくなっていただけなんですが。


実は、水野は思ったほど左右の動きが機敏では無かったように見えました。
簡単にシリア選手のディレイに引っかかり、抜かれてしまう。
直接当たっても弱く、青山直がつめていれば問題なさそうなシチュエーションでエリア内に持ち込まれたりと、守備面ではA代表の加地先生にはかなわないかなと思いました。


ま、本当に水野が独りでやらなければならない守備機会だったのかは疑問ですが。
シリア選手は、中央1+左2で走りこんでいるのに、なぜ左2に対応しているのが水野一人ですか?という、不可思議な場面がチラホラ。

で、私的採点

西川 6.5 君の怪我からの復帰を心からうれしく思う。ポスト川口は君しか居ない。
青山直 5.0 水野が抜かれた責任の一端をこっちに付ける。水野は責められん。ていうか、彼のせいで、シリアに「敵右サイドは穴だ」と思われたんじゃないか。
伊野波 6.0 居るべきところに居てくれたし、カバーリングで判断ミスも無かったと思う。
水本 5.5 1対1での強さを随所に発揮し、ときおり見せる攻撃参加も、上手く行ったかどうかは別にして、いいトライだったと思う。だから左サイドをシリアに攻められることも無かったんだと思う。
青山敏 5.0 ええい、負けてたら4点台だ。いや、攻撃参加してたのはわかる。しかし、とにかく戻りが遅かった。
梶山 6.0 青山敏の分も含めて2〜3列目を良くカバーしていた。攻撃の中継としても良く機能していたと思う
家長 6.5 お疲れ様でした。水野と共にムチャクチャ走り回って(回されて)いた。
本田圭 6.5 初めて良い本田圭を見たと思う。それほどダイナミックじゃないけど確かに巧いと思いました。センタリング遅れたり、サイドチェンジに消極的だったりしたのは、得点したのと平山の動きが悪かったので目をつぶります。
水野 7.5 水野が居なけりゃ3-0で負けてたんじゃないの?そういう試合。守備はまだまだかも知れないが、やってないより100倍マシ。今日もMOM。そろそろ、平山世代改め水野世代でも良いんじゃないかな。
カレン 6.0 意外にシリアDFラインのアップダウンが上手くて、見せ場を作れなかったかもしれないが2列目にスペースを与える動きは評価できると思う。
平山 5.5 居るだけでプレッシャーにはなっていると思う。でも、中央から逃げないでください。
上田 5.5 梶山に代わっての投入だったけれど、投入後から明らかに日本の中央の人数が減ってしまった。ポジショニングand/or運動量で梶山に劣った結果だろう。
増田 6.0 家長に代わっての投入。パフォーマンスは悪くなかったと思うが、監督指示かも知れないが攻撃意識により過ぎていたかも知れない。それが得点となって実らなかったので家長より-0.5
菅沼 -.- 速ぇぇっ。でも、出場時間が少ないし、もう追加点無くても勝てるよ、という時間での投入だったので、なにも出来ず。