歯痛

歯痛→はいた
頭痛→ずつう・あたまいた
腹痛→ふくつう・はらいた
どれも音読み・訓読みがあるのに、歯痛だけ何で、読み方一つ?
9/7の弦さんの美食探検隊から

結論を書くと「歯痛」は「はいた」とも「しつう」とも言います。
おそらく、これを書いた弦さんの住む地区では「しつう」という言い方をあまりしないだけではないかと。
むしろ逆に別の地区では、「『はいた』って洗剤みたいで変〜」と言う地区もあるかも知れません。
じっさい、アイニスの親戚の人たち(主として熊本県北部の人たち)は「しつう」とは言いますが、「あたまいた」とは言いません。


追加で書きますと「どれも音読み訓読みあるのに」ですが、基本は音読みなんです。
胸痛→きょうつう
腰痛→ようつう
胃痛→いつう
なんかは、音読みが大勢を占めないでしょうか。
「こしいた」はまだ使うかも知れませんが、「むねいた」は別の言葉でしょう。


心窩部痛→しんかぶつう
幻肢痛→げんしつう
これらに至っては、訓読みができるんですかね。


けっこう痛むのに、こうした特定の単語がない体の部分もあります。
「肘の痛み」とか「首の痛み」「肩の痛み」は何と言いますか?
医学的には、肘部痛(ちゅうぶつう)、頚部痛(けいぶつう)、肩峰痛(けんぽうつう)でしょうが、一般的でないです。