カルチョらしからぬ…

イタリア対ドイツは双方のゴールキーパーが優秀で、決まるに決まらない展開。
しかし、常時5人のMFを置いて中盤を制圧し続けたイタリアが圧倒。
ドイツのディフェンス陣もがんばっていましたが、さすがの鉄壁レーマンも12本ものコーナーキックを浴びせられてはやはり陥落してしまいました。


カルチョらしからぬ押せ押せのサッカーでしたが、若いドイツ代表を勢いづかせないためにはかなり有功だったようです。


この試合のマンオブザマッチはたぶんファビオ・カンナバロファビオ・グロッソあたりが妥当なのかもしれませんが、イタリアが終始圧倒できた最大の功労者は、ジェンナーロ・ガットゥーゾ先生をおいて他にないでしょう。


前半は、エルナン・カモラネージの守備参加が悪く、シモーネ・ペロッタもかなり前寄りに位置してしまうためほとんど全フィールドを一人でカバー。
後半も、運動量豊富なヴィンチェンツォ・イアクィンタが割と良く戻ってくれる代わりに、ガットゥーゾ並みの体力があるはずのペロッタが、デルピエロと交代になりさらに守備負担が重くのしかかり…


ゲームが終了した時点での、中盤5人の顔ぶれを見ると…
デルピエロ トッティ イアクィンタ ピルロ
ガットゥーゾ


ピルロも最近だいぶ守備が出来るようになってきたねー」の世界の人たちで、アレックス、馬鹿王子、金太はもともとFWですよ。
この4人のファンタジスタガットゥーゾという太い太い柱一本で支え続けたことをもっと褒め称えていいと思います。